top of page
スクリーンショット 2025-04-22 17.07.40.png

HORNS FROM THE CORE

真刻角獣

supported by @gallery

名称未設定-1_edited_edited.png

角獣

 

Kakuju

 人間の内奥に潜む信念や、本能と理性が交錯する存在の姿を、角を持つ獣として表現した作品シリーズ。
角を持つ獣のかたちは、古代より神聖視され、守護や力の象徴として受け継がれてきました。
このシリーズでは、動物でも人間でもない中間的な存在を彫り出すことで、現代社会における「祈り」や「存在の根源」について問いかけています。

使用する素材は、役目を終えた木材や漂流物など、生と死、そして時間の流れを内包するものたち。
彫ることによってその記憶に触れ、新たな命を宿すように。
また、異なる木材を組み合わせ、可変性を持たせた構造は、変化し続ける人間の精神性や、世界のあいまいな境界を示唆しています。

角獣は、私たちの中にある「かたちにならない衝動」や「ことばになる前の感情」を象徴する存在です。
見る人それぞれの内側にある原初的な感覚と響き合う、そんな存在でありたいと願っています。

Photo by TAKUMA UTOO

© 2020 UNKNOWNWORKS 

bottom of page